2021-04-20 第204回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
ニューイングランド・ジャーナル・メディスンの先月、三月二十五日号に収載されたワクチン史、ワクチンの歴史を概説した論文によりますと、第一代という最初に出てくるワクチンというのは実はジェンナーの種痘だそうでございまして、今回のメッセンジャーRNAワクチン等々はこれはもう第五世代に当たるんだそうです。
ニューイングランド・ジャーナル・メディスンの先月、三月二十五日号に収載されたワクチン史、ワクチンの歴史を概説した論文によりますと、第一代という最初に出てくるワクチンというのは実はジェンナーの種痘だそうでございまして、今回のメッセンジャーRNAワクチン等々はこれはもう第五世代に当たるんだそうです。
感染症を予防するワクチンの開発は、一七九六年にジェンナーが作った種痘に始まるとされています。しかし、感染症の本体をつかまえるためには十九世紀末までかかりました。ウイルスという病原体が発見されたのは一八九二年で、インフルエンザウイルスが見つかったのは一九三三年です。
古くはジフテリア予防接種禍から始まり、インフルエンザや種痘などの予防接種禍集団訴訟、MMRワクチン訴訟、HPVワクチン訴訟などの集団訴訟も提起されました。 我が国のワクチン行政を進めるに当たって、悲惨な被害の教訓を決して忘れてはなりません。ワクチンが引き起こしてきた薬害に対する総理の認識をお聞かせください。
一番最初の一枚目の下の方は、これは一八〇〇年代ですけれども、蝦夷、北海道で初めて天然痘のワクチン、種痘を始めたときですけれども、まさに緊急時のワクチン、それから、急遽海外から入ってきたというようなことだと思うんですけれども、まさに集団接種でアイヌの方々を集めてやっているというのがあります。 この絵でおもしろいのは、絵の後ろの方に、上の方になりますけれども、お土産をいっぱい置いてあるんですね。
その点で、安川参考人にもちょっとお聞きしたいと思うんですけれども、要するに、ジェンナーの種痘とか、そういった例があるように、疾病から守るために、その疾病から遠ざけるというようなことだけじゃなくて、逆に、まず弱い菌を植えつけて、それでその病気にかかっても大過ないようにしていくというのがジェンナーの種痘だろうと思うんですね。
予防接種法のこれまでの流れを整理すると、同法は明治二十三年制定の種痘法に替えて昭和二十三年に制定されました。幾多の改正を経て平成六年の改正では、それまでの一般的な臨時の予防接種として行われたインフルエンザは公衆衛生審議会において社会全体の流行を抑止するデータは十分にないと判断され、予防接種法に基づく対象疾病から除外されました。
じゃ、実際に予防接種の、これ一九四八年、昭和二十三年の厚生省告示の予防接種心得というものを見てみますと、これは当時の種痘ですね、種痘の針に関してはこの消毒を必ず受痘者一人ごとにこれを行わなければならないと、こう規定をされている。それから、腸チフス、パラチフスその他の予防接種については注射針の消毒は必ず被接種者一人ごとにこれを行わなければならない、こういう通知が出ております。
私たちの世代は多分、種痘等で少し免疫があるんだろうと思いますけれども、若い世代は全く免疫のないところにいきなりこういうような強烈な病原体ウイルスが入ってくるということがあれば、これは想像しても恐ろしい事態になるんだろうというふうに思っております。
天然痘のウイルスの場合は、潜伏期間中に我々がやっていた種痘をやればかなり救命率が高くなるということで、時間の勝負になります。 そういう意味で、アメリカのように、全国に拠点を持って、そういう資材、器材を持ってすぐ飛んでいくような組織。
現在、二十八歳か九歳ぐらい以上の人は、皆この種痘を受けているわけです。それ以下の人が受けていないわけでありますから、全体として、割合とすればどのぐらいになりますか、三割なのか三割五分なのか、そのぐらいな皆さん方が、受けていない人たちがだんだんとふえてきている。それから、高齢者の場合にも、受けはしたけれども抗体が下がってきているという人たちもいる。
今、インフルエンザの予防接種禍の問題も随所で起きておりますから、あわせて今後問題にさせていただきますが、千六十五人以外にも認定漏れあるいは可能性のあるというケースもございますし、一つだけ明らかに厚生省として考えていただきたいのは、最大規模の、もちろんその以前に種痘の問題がございますが、以降、最大規模のワクチンの被害であり、本当に行政上はあってはならないことであったという点にかんがみて、きちんとした責任
現在、二十六歳ですか、以下の方がいわゆる種痘を受けていないわけでございまして、そういたしますと全体の三分の一ないし四分の一ぐらいの人口の人たちが受けていないということになるわけでございます。
○浅尾慶一郎君 今の御答弁でちょっと一点だけ確認させていただきたいんですが、種痘を受けられた方はこれはずっと有効なのか、それとも、ある年限を過ぎるとそうでもない可能性もあるんではないかということもあったものですから、その点について政府としてどういうふうに判断されておられるかということを確認させていただきたいと思います。
天然痘の方は、もう安全宣言をずっといたしまして、そして、日本を含めますアジアの方にももうほとんどその病気は存在しないというような状況になっていたわけでございますので、小さなお子さん等に対します種痘等は現在行われていないかと思います。
そういった点では、ついせんだってもジェンナー二百周年という式典に私も出席をいたしましたが、やはり歴史的に見ていろいろな人が、自分の子供に種痘をするといったようなある種のリスクをも含めて負いながら新しい治療や新しい薬の開発に携わってきた、そういった積極的な面も含めて、しかし同時に、安全性とかそういった点を確実にしていくという面も含めて、医薬品行政がもっと対応力を強めるという方向を含めて改革が必要ではないか
何しろ原告と国との主張の中に、ともかく和解そのものについて見ても、余りにも開きがあり過ぎる、こういったようなことがあるわけで、私は実は、主管官庁は厚生省でありますけれども、例の種痘の問題についての長年の争いについては丹羽大臣からのお話もあり、私の方は、御承知のようにこの種の問題については直接の行政官庁ではありませんで、国を代表しての訴訟の当事者である、こういう立場でございますから、丹羽君との話もあり
○大渕絹子君 私がなぜこのようにこだわるかといいますと、私、二人目の息子に種痘を受けさせまして、それの大変な副作用で死のふちまで追いやったことがございます。子供の命を預かる母親といたしまして、子供が拒否する力がない時期に予防接種を受けさせなければならないんですね。そういう問題を非常に重要視していきたいと思っているからでございます。
これは、御存じのとおり、はしかのウイルスが原因でございまして、はしかの種痘をやっている人ははしかにかからないわけでございますけれども、あるいはやっておってもはしかにかかる人がある、そういうはしかの罹患後、五年ないし十年の潜伏期を置きまして突然発病をいたしまして、けいれんや発作が起こるあるいは視力が消失するあるいはまた重度の脳障害を起こして言語障害も起こしてくる。
しかし、私が子供のころを想起いたしますのに、ナイチンゲールのやさしさ、そういうものは修身の教科書で習いましたし、ジェンナーの種痘、これは自己犠牲ということを習いましたし、ワシントンの木を切る話、これは正直ということを習いました。やはり子供心に正直でなくちゃいけないな、やさしくなくちゃいけないなと深い感銘を覚えたものでございます。
話は非常に飛びますけれども、例えば何百年か前にジェンナーという人が種痘を発明いたしました。それによって、ごく最近ですが、世界から天然痘がなくなったといううわさを聞いております。また、らい病などというのは不治の病だと言われていたのが、今では立派な薬ができて、ちゃんと治るんだということになっているようであります。心がけとか教育だけでは決して病気が治ったり幸せがやってくるものではありません。